エイズの感染経路
エイズはヒト免疫不全ウィルス(HIV)の感染によって発症する病気の総称です。
一般に性行為によって感染すると言われていますが、
日本で初めてエイズ感染者が確認された時の主なエイズの感染経路は、
血液凝固因子製剤の使用によるものでした。
このように、エイズの感染経路として
直接血液を介する経路(輸血や注射針の使い回し等)もありますが、
もう一つ重要なエイズの感染経路として、性行為があげられます。
HIVは血液以外に性分泌液(精液や膣分泌液)にも多く含まれるため、
不特定多数の相手と性行為を行なうことで、感染リスクが高くなります。
性行為の相手を恋人や配偶者に特定しないため、
HIV感染者と性行為を行なう危険性が高くなるからです。
HIVは性分泌液から、粘膜を通して血液に侵入し、感染します。
口腔の粘膜や傷口(虫歯や口内炎など)からも感染するので、
オーラルセックスであってもコンドームの適切な使用が必要です。
男性同性愛者に感染リスクが高いと言われるのは、
男性同性愛者はアナルセックスを伴うケースが多いためです。
直腸粘膜は膣粘膜よりも弱く、傷つきやすいため、
異性間であってもアナルセックスを行なうなら、
コンドームの使用が望ましいと言われています。
もう一つ、エイズの感染経路として覚えておかなければならないのが、母子感染です。
HIVに感染している母親から、胎盤や血液、母乳を通して、胎児や新生児が感染します。
胎内がエイズの感染経路とならない限り、帝王切開や粉ミルクの使用で感染は防げます。

