HIVとエイズは違うの?
違います。
まず、HIVは「ヒト免疫不全ウィルス」、通称「エイズウィルス」のことです。
エイズはHIVが原因で、免疫不全状態となった症状全部の総称です。
HIVに感染している人をHIV感染者と呼び、HIVに感染したことで免疫力が低下し、
健康であれば罹らない日和見感染症などを発症している状態の患者さんを
エイズ患者と呼んで区別しています。
HIVに感染している患者さんにはエイズの発症を抑える治療が行なわれ、
エイズを発症している患者さんには、病状に沿った治療が行われるという違いがあります。
ですので、血液検査でHIV陽性と出たからといって、
すぐに死ぬと決まったわけではありません。
第一に、一次検査での陽性反応は偽陽性の可能性も含んでいるため、
必ず、二次検査を行ない、陽性か偽陽性かを確定しなければなりません。
陽性と確定されたとしても、現在は優れた抗HIV薬が開発され、
エイズを発症しないようにHIVの働き抑えることも可能となっています。
人によっては糖尿病のような慢性疾患と同レベルに扱うことができ、
日常的な抗HIV薬の服用で発症を抑え、寿命をまっとうすることも可能となっています。
エイズの治療には高い費用がかかると言われていましたが、
現在では、免疫機能障害として身体障害者手帳の交付が受けられるため、
治療費の面でも経済的な負担が軽くなりました。
HIVに感染したとしても、十分、コントロールは可能となっています。

